開催期間/ 2024年9月5日~2024年12月13日
化粧文化ギャラリーのオープン初年は、「はじまり」をキーワードに3つのテーマから化粧文化を紹介します。
1期:2024年5月16日~8月30日 化粧文化研究のはじまり
2期:2024年9月5日~12月13日 化粧のはじまり
3期:2024年12月19日~2025年3月28日 初化粧
1期「化粧文化研究のはじまり」に続き、2期は「化粧のはじまり」をテーマに元始の化粧をひもときます。化粧の起源は古く、旧石器時代ともいわれており、古代の遺跡からは人々が実際に化粧をしていたことを示す痕跡や、数多くの化粧道具が発見されています。今期は古代の化粧道具を取り上げ、化粧の意味や目的、化粧法をご紹介します。現代の私たちからみると素朴であり、ユーモラスであり、少し不思議な形をしているような…。古の化粧に思いをめぐらせ、当時の人々の美意識に迫る時間となればと思います。
〈Books〉では、「起源」から連想を広げて6つのテーマで書籍をご紹介します。私たちの命や生活、社会を考えるとき、その「起源」に思いがふくらみます。命を生み出す水、植物などの自然にも、そして社会として存在するために不可欠であるコミュニケーション、祈りという行為にも...。あなたの感性でさまざまな「起源」をひもといてください。
開室時間 | 毎週木・金曜日11:00~17:00(最終入室16:30) |
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主催 | ポーラ文化研究所 |
関連プログラム |
ギャラリートークを毎月開催 |
紀元前12世紀、エジプト
紀元前13-12世紀、エジプト
紀元前5世紀、ギリシア
紀元前4-3世紀、シリア
紀元前14-12世紀頃、エジプト
1888年刊 *パネル展示
命の源、といわれる水。人の体の約60%を占めるといわれます。「水の惑星」と呼ばれる地球では、生命が育まれてきました。水は「固体・液体・気体」という自由な姿で私たちのまわりを満たしています。
植物は、成長の課程でその姿を多様に変化させます。はじまりの形である種は芽吹きや再生をイメージさせながら、やがては結実の形へと...。私たちはどこから来てどこへゆくのか。植物は黙しながらも根源的な問いを発してくるようです。
人の交流、意思疎通はどのように始まったのでしょうか。言語によるコミュニケーションのその前に、身ぶりや音、記号などさまざまな方法で情報受発信を行ってきました。そしてこのイノベーションはまだまだ進化の途中です。
「はじめ」ということばには、新しいことに向かう緊張や恐れ、期待を感じます。ためらい、憧れ、意思...。複雑なキモチを乗り越えながら、私たちは新しい一歩を踏み出します。
宝という言葉はいつの世も何とも魅惑的です。あなたにとってのTreasureはなんでしょうか。トレジャーハンターたちは、富や財力の証として墓に副葬された古代の財宝を探して、冒険の旅に出発します。
「祈り」の形は、宗教や文化によってさまざま。何かを求めて心を研ぎ澄まし、精神を集中して「祈る」という行為は、不安や願い、そして弱さをもつ人の根源的な営みといえるでしょう。