
開催期間/ 2026年4月10日~2026年9月25日
ポーラ文化研究所50周年企画「よそおう わたし」では、前後期に分けて「鏡」と「香り」にフォーカスします。前期「鏡を見つめて」では、エトルリアの青銅製手鏡(紀元前4世紀頃)や、アール・ヌーヴォー風の優美な女性像立鏡(1900年頃)、梨地蒔絵が繊細に輝く鏡箱と鏡掛(江戸時代後期)など、異なる時代、地域の鏡を通して、自分らしい姿やよそおいを思い描いてきた歴史をひもときます。
よそおうという行為は、個々の価値観や美意識があらわれる営みであると同時に、社会や環境と密接に結びつき、歴史や文化の文脈とも深く関わっています。本展が、あらためて「わたしのよそおい」を見つめ直すきっかけとなり、十人十色の多様な「よそおう わたし」に思いを巡らせる機会となれば幸いです。
| 開室時間 | 木・金曜日 11:00~17:00(最終入室16:30) |
|---|---|
| 主催 | ポーラ文化研究所 / 後援 港区、日本顔学会 |
| 関連プログラム |
ゆったり鑑賞デー ゲスト講師小椋聡子さん(鋳金作家・東京藝術大学大学院非常勤講師)によるワークショップ ギャラリートーク ワークショップ「ふれてみよう柄鏡」 |

紀元前4世紀頃

1900年頃

20世紀

室町時代

江戸時代末期

江戸時代後期
無人島にあなたは一人。誰の目も気にすることなく、自然体のままであなたらしくいられるはず。 その時、 あなたはどのような「よそおい」で過ごしますか?
見たくないものを見ないために、「遮断」する勇気や判断力もときには必要です。モノゴトの情報があふれる現代、束縛から解き放たれる決断を下すのもあなた自身です。
天気やスケジュールを確認し、バーチャル試着でコーディネートを決定。現代の魔法の鏡は、自分では気づかないような体調不良さえ指摘してくれる。コントロールを完全に委ねる未来はすぐそこに?
手触り、感情、態度、表層の下に隠された内面まで。「かお」は実にさまざまな情報を発しています。ただ、それはありのままではなく、ときには演技のように、つくられたものであるかもしれません。
ヒトが他の動物と決別し、ヒトとして生きていくために手に入れた技術。それはやがて文明を作り、国を生み、産業となっていきました。今後、持続可能であるかどうかのカギにもなっています。
コンサート開幕直前の静寂を破るオーボエの音色。それに和して次々と楽器の音が重なり合います。人と人との交流も音楽のようなもの。お互いに調律をしながら広がっていきます。