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化粧文化ギャラリー
Art & Books / 展示
はじまりの美学

はじまりの美学

開催期間/ 2024年5月16日~2025年3月28日

化粧文化ギャラリーのオープン初年は、「はじまり」をキーワードに3つのテーマから化粧文化を紹介します。
1期:2024年5月16日~8月30日 化粧文化研究のはじまり
2期:2024年9月5日~12月13日 化粧のはじまり
3期:2024年12月19日~2025年3月28日 初化粧

1期は「化粧文化研究のはじまり」と題し、〈Art〉ではポーラ文化研究所が設立初期に収集した《橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具》を取り上げます。本所蔵品はポーラ文化研究所を代表するコレクションのひとつで、収集を通して、化粧道具と化粧法、化粧に向かう思いや行動の研究に着手していった時期でした。
化粧道具や浮世絵、書籍からみえてくる江戸時代の女性たちのよそおう思い、婚礼に関する美の儀式をひもときます。
〈Books〉では、「婚礼」から連想を広げて8つのテーマを設定しました。人生の節目としての儀式、結婚に向かう華やぐ思い、ブライダルへのさまざまな投資、自然の中にある色、景色…。みなさんの連想も広げてください。

開室時間

毎週木・金曜日11:00~17:00(最終入室16:30)
*祝日・年末年始の場合は閉室
*木曜日は予約制

主催

ポーラ文化研究所

関連プログラム

ギャラリートークを毎月開催

橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具 鏡台

橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具 鏡台

江戸時代後期/19世紀

橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具 円鏡、円鏡箱

橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具 円鏡、円鏡箱

江戸時代後期/19世紀

橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具 耳盥

橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具 耳盥

江戸時代後期/19世紀

三定例之内 婚禮之図

三定例之内 婚禮之図

嘉永元年/1848

源氏御祝言図

源氏御祝言図

文久元年/1861

婦人諸禮鑑之内 婚禮

婦人諸禮鑑之内 婚禮

弘化頃/1844-1848頃

婚礼という言葉でまず頭に浮かぶ色は白。花嫁の純潔を象徴する白色は、多彩なイメージもあわせもっています。神事、清潔、光、雲、死、病院、白粉、美白...。「白」は人生や生活のさまざまなシーンを彩ります。

花嫁や花婿を美しく彩るブーケやブートニア。両親への贈呈、ブーケトスなど、セレモニー の小道具として定着した花々...。そのみずみずしい生命力や香気が二人の前途に祝福を贈ります。

通過儀礼

結婚とは人生における節目のひとつ。そこには社会との新たな約束事やルールがあります。ところで、結婚以外にも人生にはいくつか通過儀礼があり、世界には奇妙な風習や儀式も存在することをご存じでしょうか。

Money

ふたりで始める生活には「オカネ」が必要。人の営みの中で行われるさまざまな消費、購買の裏側にはどのような期待や欲望があるのでしょうか。オカネをひもとくことで見えてくる世界に注目します。

旅行

祝福を浴びたふたりが出発するのがハネムーン。愛を深める旅をはじめ、人は歴史の中でさまざまな「旅」をしてきました。文明を広める旅、魂を鎮める旅、芸術を生み出す旅...。みなさんはどのような旅の途上にあるのでしょうか。

写真

楽しい思い出やありのままの姿を残したい、伝えたい...。その欲望は19世紀に登場した写真という技術によって、現実のものになりました。そして現代、私たちは手の中のスマホで「特別ではない日常」を切り取り、発信し、見知らぬ誰かと共有しています。

家族

人が所属する最小単位とされるのが「家族」。一般的に、人は子どもとして育った家族と結婚して新しくできた家族の、2つの家族に属するとされていますが、歴史的には時代、地域でさまざまな家族の形が存在しました。そしてこれからの家族の姿や定義、期待はもっと変容していくのかもしれません。

あこがれ

花嫁は「その日の主人公」。ゲストたちの祝意 や称賛を集め、あこがれの視線を浴びる一日です。そのドレスや打掛は、生涯で一度だけ 着装する特別なコスチューム。その優美で繊細、豪奢なコスプレは花嫁自身の陶酔を一層加速させるのでしょう。

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