開催期間/ 2025年10月2日~2026年4月3日
トルクメン(現トルクメニスタン)は中央アジアの南西部に位置する国で、西端をカスピ海に接し、シルクロード交易の要所として栄えた歴史を持ちます。砂漠に生きる遊牧の民であったトルクメンの人々は、風土や生活様式に根差した独自の装身文化を築いてきました。
トルクメンの装身具は、カーネリアン(紅玉髄)と銀の華やかな組み合わせや、重厚な趣が特徴です。これらは身体を装飾する目的だけでなく、身に付けられる財産、部族や立場を示す目印、災厄を除けるお守りとしての役割も担っており、造形や文様には様々な意味が込められています。〈Art〉では、トルクメンの人々の美意識と祈りを映した、多面的なトルクメンジュエリーをご覧ください。
〈Books〉では、「視座」をキーワードに連想を広げます。揺るぎない「視座」を持つことは、容易ではありません。それでも人生の岐路に立たされたとき、私たちは信念や願いを道しるべに、進むべき道を選び取っていくしかないのです。今期の〈Books〉では、視点を変えることで見えてくる、新たな選択肢の可能性に触れてください。
開室時間 | 木・金曜日11:00~17:00(最終入室16:30) |
---|---|
主催 | ポーラ文化研究所 |
関連プログラム |
港区立赤坂図書館・ポーラ文化研究所共催「Turkmen Jewelry」展スライドトーク(2025年11月29日開催) ギャラリートーク、ワークショップほか詳細はPeatixでご確認ください |
18世紀末あるいは19世紀初期
18世紀
19世紀前期
19世紀前期
19世紀前期
1950年頃
ここちよさは、最も根源的な感情とされています。 生きとし生けるものは、不快を避け、快を求めるもの。良き状態を保とうとする営みは、原始の時代から今この瞬間まで絶え間なく続いています。
ものごとには様々な側面があります。立場や経験は思考を助ける一方で、視点を縛ることも。一度立ち止まり、まっさらな気持ちで向き合えば、新しい形が見えてくるかもしれません。
皮膚を通して感じる、熱や冷気。情熱、冷徹、ぬくもり。それはときに科学的な尺度をこえて、人の印象や場の雰囲気も表現します。あなたはどんな常温でありたいですか。
たどり着いた土地の自然や文化と交わりながら、形を変えて西へ東へと広がっていった唐草文。その文様が描く緩やかな連なりは、コミュニティや宗教の垣根を越え、世界がひとつにつながっていることを感じさせます。
モノやコトを「こちら」から「あちら」へ移動する運搬は、日常の行為として行われています。手で、道具を使って、陸路で、海路で、空輸で、文字で、電気的信号で。その範囲は宇宙にまで広がっています。
独特の光沢をもち、熱伝導、電気伝導にすぐれた金属。元素の3/4を占めると言われています。石器時代に続く、青銅器時代、鉄器時代という時代区分は、文明の発展が金属の加工技術とともにあったことを示しています。