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化粧文化ギャラリー

Art & Books / 展示

2024.12.5 【臨時休室のお知らせ】 都合により、2024年12月20日(金)化粧文化ギャラリーを休室いたします。 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

はじまりの美学<br>3期 初化粧

はじまりの美学
3期 初化粧

開催期間/ 2024年12月19日~2025年3月28日

化粧文化ギャラリーのオープン初年は、「はじまり」をキーワードに3つのテーマから化粧文化を紹介しています。1期「化粧文化研究のはじまり」、2期「化粧のはじまり」に続き、3期では「初化粧」をテーマに取り上げます。
伝統的な社会の中では、成人、結婚、出産など、ライフステージが大きく変化するとき「初めて行う化粧」がありました。〈Art〉では、さまざまな通過儀礼の中でも特に、既婚女性を象徴する化粧である「剃り眉と丸髷」に焦点を当てています。「眉は顔の額縁」といわれるように、顔の印象を大きく左右する重要なパーツ。眉を剃り落とすことには、不安やためらいもあったことでしょう。また娘時代の髪型を結えなくなることに、結婚への期待の一方で寂しさを感じた女性もいたのではないでしょうか。通過儀礼としての化粧に注目しながら、化粧のもつ社会的な意味や、人生に訪れる「初化粧」への揺れる思いを読みときます。
〈Books〉では「転換点」から連想を広げて6つのテーマで書籍をご紹介します。
思い返すと、そこが「転換点」だった。人生にはドラマチックな変化を迫られるときがあります。社会から求められる姿に脱皮することへの不安、抵抗、憧れ、ステップアップに伴う高揚感...。ターニングポイントのときに思いをはせてみませんか。

開室時間

毎週木・金曜日11:00~17:00(最終入室16:30)
・木曜日は予約制、金曜日は予約不要のフリー開室
・2024年12月20日、2025年1月2日、1月3日、3月20日は休室

主催

ポーラ文化研究所

関連プログラム

港区立赤坂図書館・ポーラ文化研究所共催「はじまりの美学」展スライドトーク(2025年1月26日開催)

ギャラリートーク

名筆浮世絵鑑

名筆浮世絵鑑

文政頃/1818-30

当勢三十二想 あたたまり相

当勢三十二想 あたたまり相

明治2年/1869

千代田の大奥 おさざれ石

千代田の大奥 おさざれ石

明治28年/1895

違鷹羽根紋蒔絵櫛台

違鷹羽根紋蒔絵櫛台

江戸時代後期/19世紀

春信風島田

春信風島田

明和/1764-72

丸髷

丸髷

江戸時代末ー明治時代/19-20世紀

Border

大人と子供の境、地域の境、ときや空間の境・・・。「越境」することで環境に変化が起こります。目には見えない壁を超えたとき、新しい世界が見えてくるかもしれません。

変態

生物が成長の過程で姿を変える変態。オタマジャクシがカエルに変化する、昆虫がサナギから羽化するなど、からだの仕組みを変え、新たな身体を獲得し、これまでとは別の戦略で生き始めます。

流行

大量消費、高度情報化の時代と言われた20世紀。マスコミが大衆を魅了し、先導します。めまぐるしく変化する流行に右往左往しつつも、人々は同じ時代の空気を確かに共有していました。情報の発信者が「個」になった現代、私たちはそれを共感できるのでしょうか?

視覚

視覚は、可視光線の影響を受けて認知する感覚です。色や明暗、質感、動きの変化をキャッチし、理解します。化粧もよそおいも、ビジュアルコミュニケーションの一つ。「わたし」という実態を、個性を、人との関係性を見る人に伝えます。

ためらい

大きな決断を必要とする時、何かを大きく変える時、迷いや不安、怖さを感じるものです。目の前のものごとに躊躇する、そして乱れたこころをいったん鎮め、自分の気持ちと改めて対峙する動きが、新たな自己発見を生むのかもしれません。

自信

「自信」という言葉には、揺るぎない確かさ、誇らしさを感じます。めざすゴールへの強い信念や弱さや逃避を超えようと努力を尽くした時間、尊いプロセスが、人を美しく輝かせます。

Art & Books のアーカイブ

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