2020.04.28
春信風島田。鈴木春信の描いた浮世絵をもとにして作られた髪形 明和(1764~1772)
皆さまいかがお過ごしでしょうか。ポーラ文化研究所ウェブサイト担当より、おうちでじっくり読んで楽しめるコンテンツ満載、「化粧文化」サイトをご紹介します。メークやスキンケア、ヘアスタイルなど、"よそおうこと"の歴史や文化について、マンガ、化粧意識、コラムなど、多彩なコンテンツを掲載しています。
葉うた虎之巻(部分)豊原国周 文久頃(1861~64)
そんな「化粧文化」サイトの中から、今回おすすめするコンテンツは、「もっと知りたい日本髪」です。「日本髪」というと、今では結婚式の花嫁さんや舞妓さんなど、ちょっと特別な機会に見る髪型ですが、ほんの100年ほど前、明治時代頃までは、私たち日本人が日常で結っていた髪型でした。このコンテンツは、そんな遠いようで近い、日本髪についての歴史や豆知識を紹介しています。
髪結い道具一式。左側にあるのが黒と白の元結
日本髪は安土桃山時代頃にその原型が生まれ、江戸時代にもっとも発展しましたが、この時代におよそ250種類もの髪型が生まれたといわれています。日本髪は髪を4つのパートに分け、その各パートをアレンジして結いますが、このコンテンツでは、日本髪の構造や、自分では到底結うことができない複雑な髪型をどのように形づくっていったのか、少しマニアックな内容になりますが、日本髪を結うために欠かせなかった道具や、当時のヘアスタイリング剤についてもご紹介しています。
びらびら簪 幕末~明治時代
日本髪のはじまりから、発展の歴史、さらに構造からお道具まで、日本髪にまつわるあれこれについてお話しています。ぜひご覧ください。
それでは、今後の「もっと知りたい日本髪」もお楽しみに!