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化粧文化ギャラリー
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化粧文化ギャラリーオープン記念、トークイベントを開催しました!

2024.07.01

会場の様子会場の様子

6月22日、化粧文化ギャラリーのオープンを記念したトークイベント「女性像から読みとく化粧文化」を開催しました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。

ポーラ文化研究所、西原マネージャーと富澤研究員ポーラ文化研究所、西原マネージャーと富澤研究員

彫刻や絵画、浮世絵などに描かれた多様な女性像から、「時代や地域によるさまざまな美意識」を読みときます。よそおいや化粧の方法、表現などの違いから、「女性たちのありたい姿やあこがれを感じた美のかたち」と、その背景や変化が明らかになっていきました。
また、現代の私たちの化粧へとつながる「化粧の歴史」の中で、エポックとなるイノベーションについてもご紹介しました。「乳化」「白粉」「香料」など、私たちのよそおいや化粧の意識や行動、習慣を変えるきっかけとなった化粧品や原料の進化、発明について、図版や資料などを提示しながらお話していきました。

会場後方には、体験コーナーを設置。トーク内容をさらに深める、楽しむ、身近に感じてほしいという思いから3つのテーマでご用意しました。

2種類の粉体のなめらかさ、のびの違いを味わいます2種類の粉体のなめらかさ、のびの違いを味わいます

1つめは「再現白粉の体験」。
白粉については、トークでもご紹介しましたが、歴史の中で長く使われてきた鉛白粉や貝からつくられた胡粉などの感触を再現した粉体を開発。これは、ポーラ・オルビスグループならではの取り組みで、当時の白粉ののびやなじみ、高いフィット感などをみなさまに「安全に」味わっていただきたいと考え、ポーラ化成工業の協力を得て、感触の再現にチャレンジしました。
女性たちをとりこにした使用感の特徴を知ることで、白粉化粧に向かう思いに迫っていただきました。粉体を手の甲につけながら…「当時の白粉の濃さって」「他にはどんな原料があったの」「鼻を少し高く見せるテクニックは」など次々と質問があり、製法や化粧法、仕上がりを想像し、化粧文化の世界を楽しんでいただく時間となりました。

結髪雛型の展示結髪雛型の展示

2つめは「日本髪を再現した結髪雛型の展示」
ポーラ文化研究所では、古代から近代までの髪型の変遷や結髪文化について研究していますが、絵画資料などから精緻に髪型を作成し、「結髪雛型」として公開しています。当イベントでは、身分や年齢などによって異なる特徴をもつ髪型のうち、5つの雛型を展示しました。鬢(びん)や髷(まげ)、髱(たぼ)といった各パートの形や高さ、大きさもかなり違いますよね。御殿女中や花魁など、櫛かんざしの挿し方、数もさまざまです。

結髪雛型の展示結髪雛型の展示

詳しくは「デジタルミュージアム」や「化粧文化コンテンツ」でご紹介しています。ぜひぜひご覧ください♪

ポーラ文化研究所ウェブサイトのご紹介ポーラ文化研究所ウェブサイトのご紹介

3つめは「デジタルミュージアムのご紹介」
4月に公開したばかりの最新コンテンツです。ポーラ文化研究所が設立以来、企画開催してきた多くの展覧会のうち、10展覧会、約1000点の収蔵品をデジタル公開しています。みなさんはもうご覧いただけましたか?
「シャッフル機能」「見たいアイテムをタップして選択」など、当日も実際の画面でスタッフはデモンストレーションを行いました。さあ…「1クリックからはじまる美しさの世界」を体感してください。
デジタルミュージアムでご紹介している収蔵品は、ポーラ文化研究所公式Instagramでも(季節や気分に合わせて)投稿しています。ぜひフォローしてください。
当日フォローしてくださったみなさま、ありがとうございました!

化粧文化ギャラリーでは、毎週木曜日「予約制プログラム」を開催しています。
イベントでご紹介した「再現白粉体験」はじめ、ギャラリートーク、レファレンス、ワークショップなど、多彩なコンテンツを開催しています。関連情報は、ウェブサイトやSNSでご案内しています。ぜひチェックしてください。

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