2023.09.01
17世紀のイタリア女性のよそおい、1662年
今年の夏も猛暑の中で、外出時には扇子を携帯されていた方も多かったのでは・・・。
近年では、色や素材もバラエティに富んだものが多く登場。初夏から百貨店などの店頭を鮮やかに彩っています。猛暑の日本では、長い夏を過ごすための欠かせないファッションアイテムとなりました。
みなさまは扇に対してどのようなイメージを抱いていますか。
生活の中で身近な扇子ですが、その歴史や変遷についてご存じでしょうか。
今回は、ポーラ文化研究所の扇コレクションのなかから、19世紀の扇を中心に選りすぐりの作品をご紹介いたします。
扇は女性たちのよそおいのスパイスとして、また涼をとるための実用品として、長い年月使われてきました。約1000年にもわたるその歴史の中で、扇の形や素材、意匠、その技術はどのように変化してきたのでしょうか。また女性たちの美意識やよそおいへの思いとどのような関係があったのでしょうか。
象牙の扇 花鳥蝶文様、1815-1820年頃
今回のミニレクチャーは定員10名での少人数制で開催いたします。
稀少性の高い扇や関連資料を近しい距離でじっくりとご覧いただける機会です。また気軽にご質問もしていただけます。どうぞご参加ください。
*定員を設定しておりますので、満席となりましたら募集を締め切らせていただきます。どうぞご容赦くださいませ。
羽根扇 ダチョウの羽根、1910年頃
【開催日時】
・2023年10月21日(土)
1回目:11:00~11:45
2回目:14:00~14:45
・定員制(10名先着順)参加費無料 10月13日(金)15時 予約締切
【講師】
富澤 洋子(ポーラ文化研究所 研究員)
2004年よりポーラ文化研究所に勤務。化粧や美容の歴史や美人観の変遷など、化粧
文化についての研究を行い、展覧会、セミナーなどで発表。
著書『よそおいの楽しみ、かざる悦び―アール・ヌーヴォー期の銀製手鏡』、共著
『明治・大正・昭和の化粧文化』『平成美容開花』(いずれもポーラ文化研究所発行)
【参加申込について】
PC・スマートフォンからお申込ください。
申込時はメールアドレスの入力間違いにご注意ください。
本イベントに関して、主催者よりお知らせをお送りする場合があります。申込時に
登録するメール アドレスで受信制限設定されている場合は、「@peatix.com」から
のメールを受信できるように設定ください。キャンセルする場合は、「主催者へ連
絡」より事前にご連絡ください。
ご自身の扇子をお持ちの方はご持参いただけますと幸いです。材質や大きさに関係なく普段使いのもので結構です。