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箱根・ポーラ美術館で見る、20世紀のメークシーン

2020.09.11

ピエール・ブリソー「まるで雲のよう シェリュイのイヴニング・ドレス(一部)」『ガゼット・デュ・ボン・トン』(ファッション・プレート) 1914年ピエール・ブリソー「まるで雲のよう シェリュイのイヴニング・ドレス(一部)」『ガゼット・デュ・ボン・トン』(ファッション・プレート) 1914年

箱根・ポーラ美術館で開催中の企画展「モネとマティス もうひとつの楽園」と、コレクション展「LÉGER&ART DÉCO 100年前の未来」(両展とも11月3日まで)。
「LÉGER&ART DÉCO」展には、ポーラ文化研究所所蔵のファッションプレートがパネル展示されています。

ポーラ美術館新収蔵品作品のフェルナン・レジェ《鏡を持つ女性》(1920年)をご紹介するとともに、レジェと同時代のデザイナーたちによる当時の化粧道具や香水瓶を紹介している本展。この時代、レジェによる「モダニズム」と、幾何学的なデザインの装飾様式「アール・デコ」がパリを席捲しました。

今回展示されている化粧道具や香水瓶のデザインにも、その時代の空気が色濃く反映されています。また、ガラスや金属の加工技術が向上し、香水瓶の形状も個性豊かなデザインのものが多く生まれました。

展示風景展示風景

レジェの油彩画や化粧道具と合わせてぜひご覧いただきたいのが、ポーラ文化研究所所蔵のファッションプレートのパネルです。コルセットから解放された、最先端のモードに身を包んだ女性たち。「このようなファッションの女性たちがこの化粧道具や香水を使用していたのかもしれない」と鑑賞者の想像力を喚起する展示です。箱根に足を運ばれる際はぜひご覧ください。
なお、本展は2021年4月4日(日)まで延長予定です。

【展示情報】
「LÉGER&ART DÉCO 100年前の未来」
会期:2020年6月1日(月)~11月3日(火・祝) *臨時休館あり
会場:ポーラ美術館 展示室4(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)
その他詳細・最新情報はポーラ美術館ウェブサイトをご覧ください。

展示風景展示風景

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