淑女のおしゃれ作法
鏡はよそおいの道具として古来から身近な調度品でした。江戸時代までは金属製の鏡が一般的でしたが、明治後半にはガラス鏡の普及が始まります。また江戸時代には鏡箱などに収めておき、鏡立てに掛けて使用していたものが、鏡と台座が一体化した西洋風の鏡台が登場しました。
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脚のついた鏡台で、鏡を支えるネジも木ネジになっています。どことなく洋風で、椅子に座って化粧やヘアスタイルを整えたのかもしれません。鏡には蓋もついています。
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大正末期の女性雑誌には「最新の三面鏡の姿見」が紹介されていますが、高価な贅沢品でした。