淑女のおしゃれ作法
石鹸は輸入品もありましたが、明治時代中頃に良質な国産品が発売され、一般化していきました。クリームやパックは新時代の化粧品の象徴でした。特にクリームはまさにマルチパーパスアイテムで、「早化粧(はやげしょう)」では、時短メークのための化粧下地の役割も果たしています。
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堀越二八堂(のちの堀越嘉太郎商店)発売
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黄色いガラスにエナメルで花が描かれていて、ヨーロッパの雰囲気が漂います。貞明皇后は公爵九条道孝四女で名は貞子。大正天皇に嫁いだのは16歳の時でした。この容器は身近な人にお下げ渡しになったものかもしれません。
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安藤井筒堂発売
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トーヨー堂(高橋東洋堂)発売
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平尾賛平商店が大正4年(1915)に発売した美白料。「ほんのり色白くなる化粧液」の標語で、一世を風靡し、昭和に入っても根強い人気がありました。
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平尾賛平商店発売