日本の櫛・世界の櫛
古代エジプトでは、男女とも髪を剃り、かつらを用いることが風習でしたが、これは、宗教的習慣と共に、暑い気候の中、頭部を清潔にし、虱を発生させないためと考えられています。女性たちのかつらは、三つ編みやボリュームのあるものなどが多く、櫛を使う機会も多かったと思われます。
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宗教的習慣と暑い気候の中、清潔を大切にということで頭を剃っていました。女性は細かく編んだ三つ編みやボリュームのある髪型など、櫛を使う機会も多かったと思われます。発掘される櫛には動物の姿がよく掘られています。(エジプト)
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エジプト
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エジプト
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上部の穴に紐を通し、首にかけていた可能性があります。(エジプト)
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形状は、動物をモデルにした可能性があります。(エジプト)
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古代ローマ帝国時代のヘアピン。先端には人物が彫刻されています。ヘアピン類は金、銀、骨、象牙などでできており、ピンの頭部には宝石や彫刻で飾られているものもありました。このヘアピンは28センチと長く、石像のように刻まれていて、当時の有名な男性像だったのでしょうか。
第一章日本-象牙の櫛
第二章日本-鼈甲、牛爪の櫛
第三章日本-木櫛
第四章貝、金属の櫛
第五章江戸時代の櫛
第六章明治時代の櫛
第七章大正時代の櫛
第八章昭和時代の櫛
第九章束髪、洋髪の髪飾り
第十章アフリカの櫛
第十一章オセアニアの櫛
第十二章古代の櫛