区民の方が気軽に参加・鑑賞できるイベントとして、毎年9月～11月に開催される「品川区民芸術祭」に、協賛事業として参加しました。浮世絵からわかる、江戸時代の女性の化粧や髪型を紹介するとともに、文化研究所が所蔵する江戸時代の化粧道具を特別展示。また紅化粧体験や、お歯黒水の実験も行い、60人の幅広い年代の方に楽しんでいただきました。

 「明治の暮らしと文化をたどる目黒・五反田散歩」まち歩きツアーに協力しました。建築や装いなど、西欧化が進んだ明治時代の街や暮らしの変遷たどるコースで、ポーラ文化研究所ではミニレクチャー「明治セレブのメークとヘアスタイル～よそおいの文明開化～」を担当、化粧道具などの実物の解説を交えて、お話ししました。当日はポーラ化粧文化情報センターも特別開館し、開催中のミニ展示「江戸の化粧」をご覧いただきました。

テーマの"白"にちなみ、古代から化粧料として使われていた白粉（おしろい）の歴史・文化について講演。江戸時代の白粉化粧を再現したVTRや白粉化粧に関連するまつわる所蔵資料のミニ展示、白粉の色を見る実演も行いました。白粉から見える"白"に込められた日本人のよそおう心を参加者の皆様に、聞いて見て触れて感じていただきました。