国内外から吉原に関する美術作品を集め、その一つひとつを丁寧に検証しつつ、江戸時代の吉原の美術と文化を再考する機会として開催されました。展示は、ワズワース・アテネウム美術館や大英博物館からの里帰り作品を含む、菱川師宣、英一蝶、喜多川歌麿らの絵画や浮世絵などに工芸品を加えた230点で構成。ポーラ文化研究所からは「横兵庫」や「禿島田」などの結髪雛形を出品しました。

2024年5月15日、ポーラ青山ビルに「化粧文化ギャラリー」を開設。新たな活動のリスタートから想起し、「はじまり」をテーマに３つの展覧会を企画しました。ポーラ文化研究所の設立まもない時期に収蔵した《橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具》や、エジプト、ギリシアの黎明期の化粧道具、また人生のライフステージが変化するときに初めて行う化粧など、多彩な「はじまり」「起源」をご紹介しました。

第1期「化粧文化研究のはじまり」2024.05.16～2024.08.30
第2期「化粧のはじまり」2024.09.05～2024.12.13
第3期「初化粧」2024.12.19～2025.03.28