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デジタルミュージアム

化粧道具の装飾文様

第六章 男髪道具箱

桧垣文様に揚羽蝶の金蒔絵を大胆に配した意匠が潔い道具箱は男性用の化粧道具と考えられ、箱書にも「男髪道具」と墨書されています。柄鏡、剃刀、鬢水入れ、小箱などの構成で、髷(まげ)を結い、ひげや月代を剃っていた江戸時代の男性たちにとっては、このような身だしなみの道具は必需品だったのでしょう。

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