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デジタルミュージアム

化粧道具の装飾文様

第四章 装いを飾る

櫛や笄(こうがい)は、もとは髪を梳く、まとめるなど実用的な道具でしたが、のちに黄楊の櫛や鯨の笄などが髪飾りとして登場。江戸中期には技巧を凝らした簪も生まれ、次第に華やかになりました。光沢のある綸子(りんず)や立体感のある縮緬(ちりめん)に刺しゅうなど、豪華なきものは裕福な若い女性が着用したようです。

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