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デジタルミュージアム

祝いのよそほい

第五章 紅化粧

「赤白黒」の3色で表現される江戸時代の化粧で、唯一彩りを与えるのが紅化粧です。ベニバナの花弁からわずかに抽出される赤い「紅」は、紅猪口と呼ばれる小型の杯や紅板に塗られて販売されました。濃く塗るとメタリックグリーンに光る「笹色紅」が江戸後期に流行。浮世絵にもその緑色に塗られた唇を見ることができます。

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