018
2022.12.01
15~64歳の男女それぞれ1,000人に化粧に関する価値観を提示し、現在の日本社会と20年後の未来では、化粧への価値観はどのように変化するのかを推測・予想してもらいました。未来予想が現在の推測のスコアを大きく上回った女性の価値観トップ3は、「性別を問わず、メークは自由に行えるもの」「性別を問わず、スキンケアを行うことは当たり前なもの」「美しさは多様であり、さまざまな価値観を大切に受けとめたい」でした。
男性の未来予想を見てみましょう。女性よりスコアはやや低いものの同様の傾向がみえました。女性よりスコアは低いものの、男性においても「性別を問わず、メークは自由に行えるもの」「性別を問わず、スキンケアを行うことは当たり前なもの」「美しさは多様であり、さまざまな価値観を大切に受けとめたい」の未来予想が現在の推測のスコアを上回っています。
男女ともに「スキンケアやメークは性別を問わないと思う人や、美しさは多様でさまざまな価値観を大切にしたい人は増える」と思っているようです。また、調査からは「メークはTPOに合わせるもの、人に不快感を与えないよう行うもの」といった社会的な役割にメークを紐づける価値観をもつ人は、未来では多くはないのでは、と考えている様子がみられました。化粧や美しさの領域において、多様な価値観を尊重する社会への期待がうかがえます。
※このページはポーラ文化研究所2021年11月実施調査(調査対象:15~64歳男女2,000人)をもとに作成しています。