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2021.05.21
平成はじめの1991年にポーラ文化研究所が行った調査では、女性が髪を染めている割合は29%。約30年後の2019年の調査では59%が髪を染めているという結果でした(※1)。1990年代からはじまったヘアカラーブームを経て、髪を染めることは『特別』なことではなくなったようです。
髪を染めている割合を年代別にみると、高校生を含む15~19歳では3割程度でしたが、20歳以上の年代では概ね5割以上が髪を染めています。39歳以下では「カラーリング」が「白髪染め」の割合より多く、40歳以降は年代が上がるにつれ「白髪染め」が増えていきます。
髪を染めている理由を聞いてみたところ、20~34歳では「気分を変えたいから」、35歳以上の年代では「身だしなみのため」という回答が目立ちました。髪を染めることは『特別』なことではなくなったようですが、一人ひとりにとって、こうありたいと願う自分の姿への思いがこめられているのではないでしょうか。
※1 1991年調査は訪問面接・留置調査(併用)、2019年調査はインターネット調査。調査手法等が異なるため、参考比較。